奥飛騨特産 高原山椒とは

奥飛騨でしか育たない 最高級品の山椒

日本国内で栽培・自生している山椒の多くはアサクラサンショウとブドウサンショウですが、岐阜県飛騨山脈(北アルプス)の麓の高原川流域・高山市奥飛騨温泉郷で栽培している山椒は「高原山椒(たかはらさんしょう)」という品種です。高原山椒は、実が小ぶりで他種よりも爽やかな柑橘系の香り成分を多く含んでいるのが特徴で、全国のうなぎの名店や老舗料亭など料理のプロから選ばれています。

奥飛騨で自生していた香りの強い優れた山椒の木。山と土と水。高冷地ならではの風土が生み出した自然の恵みと言えるでしょう。江戸時代、天領だった飛騨郡代が徳川将軍に献上した記録が残っており、昔から地域の特産品として知られていたと言われています。誇るべき山椒の木を、地元の人々は代々大切に守り育てています。

 

地域で守り、未来に羽ばたく

奥飛騨温泉郷は山間の名湯・秘湯が点在する地域です。高原山椒は半径5km、高度800m程度(上下100mまで)という厳しい基準のもと栽培しています。有限会社飛騨山椒は、自家栽培のほか、高原地区で山椒を栽培する生産者さんと交流を深め、生産者の方々がわかる体制で仕入れを行っています。高原山椒を生産から製造販売まで行っている唯一のメーカーです。

生産者の高齢化と過疎化が進む中、地域産業の発展のため、岐阜県などと協力して、山椒の生産量を増やすために接木の講習や山椒を使用した新商品開発を積極的に行ない、未来に高原山椒を残していく取り組みを続けていきます。

 

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